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幼児化続き( ま だ 続 け る の ? )
「―――で、誰とフラグが立ったのよ結局」
「いい加減フラグから離れろなんのゲームだよこれそもそも俺は攻略キャラじゃねぇっ!!」
「違うの?」
「なんでさっ!?」
「まぁアンタとイベント発生した覚えもないし、じゃあイリヤスフィールかしら?ランサー貴方、生前は老若男女問わずもてたって言うのは知ってたけど、
まさか幼児愛好趣味まで持ち合わせていたなんて…。さすが神代の英雄、業が深いわね」
「俺にはペドの趣味はねぇっ!!!勝手に濡れ衣きせんなその蔑むような目ヤメテ!!」
「見下げた奴だなランサー。イリヤに手を出せる君には敬意を表するがとりあえず相応の報いを受けて死ね」
「だから会話のキャッチボールしてくださいこのノーコン赤主従が。見事に変化球投げっぱなしじゃねぇか打ち返せないよ俺!!」
「君は狗だろう。狗は狗らしく主人が放ったボールをただ闇雲に追いかければいい」
「どうして急に畜生にまで格下げかな俺?あれ、なんだか目頭が熱くなってきたよ。見当違いの方向に全力投球された変化球が取れるかっての!!」
「ランサー、こんな所で油売ってていいの?そろそろ新しいイベントが発生するんじゃない、タイミング的に」
「だ・か・ら!!あの白いちっこい嬢ちゃんに手も出してなければフラグなんて立ってねぇ!!そもそも俺が子供になったからってどうしてあの嬢ちゃんに直結すんだよ?」
「イリヤならやるでしょ」
「彼女ならなんのためらいもなく、ただ面白いという理由でランサーの一人や二人、その存在ごと貶めるだろうな」
「……お前ら仲良いんじゃねぇのかよ」
「勿論良いわよ、仲は。でもそれとこれとは別問題。共謀すれば対立もする素敵な力関係よ」
「彼女は私にとって大事な存在だ。命を賭して守る対象でこそすれ、歯向かおうなどとはそも考えたこともない。
歯向かえば最後、それはイコール世界に従属するより地獄を味わう羽目になるだろう」
「……さいですか」
終劇
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